映画「ゼロの焦点」バッグ製作編
ヘルツではご注文を頂いた商品を自分達の手で一点一点作るという
やり方をしている訳ですが、時には映画やCMの中で使うバッグの
製作依頼も舞い込んでくる事もあります。
今年(2009年)の秋から冬にかけて、ヘルツがバッグの製作で協力させていただいた
映画が3本相次いで公開される予定です。
その内の1本をまずご紹介いたします。
東宝映画「ゼロの焦点」
監督:犬童 一心 原作:松本 清張
今年は、松本清張生誕100周年だそうで、それを記念したプロジェクトということでした。
衣装合わせの段階から、打ち合わせを重ねての製作で、スケジュール的にもかなり
キツキツでしたが、そこは面白い事が大好きなヘルツの作り手たちですから、
大いに楽しませてもらいました。
そこで、実際に使われた鞄の製作風景をご紹介します。
更に・・・
某日、東宝の美術担当の方に・・・
「撮影に見学しに来ませんか?」 と誘われて、
ヘルツの作り手6人で東宝のスタジオにお邪魔してきました。
映画のイメージに合わせた鞄づくり
今回ヘルツは、ゼロの焦点製作サイドから依頼されたバッグ3本を作りました。
一つは、持ち込んでもらった鞄と同じものを新しく作るというオーダー。(※右写真)
あとの2本は、ヘルツ定番モデルに若干仕様を変更した形で仕上げました。
(※いわゆるゼミオーダーです。これは映画に限らず、ヘルツではお客様から常に受付しています)。
1本目の依頼されたバッグ作りの担当は、ベテラン作り手のNEZです。
オリジナルの作りを確かめながら、細かく採寸をし、新しく型紙を起こして作る根気のいる作業です。
更に、ヘルツ定番の革(植物タンニンなめし)ではなかったので、まずオリジナルに似た革を探しました。
革が違うといつもヘルツで作っている工程とも若干違いが出てくるので、こういう製作が出来るのが、ベテラン作り手の強さです。
それでは、製作風景をピックアップして紹介します!!
型紙を起こす。 |
型紙に合わせて革を裁断。
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それぞれの箇所を縫う。
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本体の背面部分。 |
マチと本体の縫い。
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ひっくり返し。
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状態を確かめる。 |
本体ベルトを縫う。
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背面とマチの縫い準備。
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ほぼ完成。 |
中の状態をチェック。
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左:オリジナル 右:製作分
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左:オリジナル 右:今回製作分
今回、オリジナルの鞄よりも持ち手を少し長くしてほしいというリクエストもありましたので、持ち手は長くなっています。
※ちなみに、このボストンバッグを使って頂いた役者は”広末 涼子”さんです。
映画のイメージに合わせたモノ作りは普段のヘルツの製作とはちょっと違った視点なので、楽しんで作ることが出来ました!!
他の2点は通常モデルの仕様変更(セミオーダー)で製作
作り手:末吉のボストンバッグ(通称:末ボス)(品番: C-139)
※劇中では、取っ手を短くして、銀金具にて製作しています。
使って頂いた役者: ”西島 秀俊さん” |
【定番】口枠ボストンバッグ・ベルト一本タイプ(品番: C-103-3)
※劇中ではサイズ変更( C-103-2と同サイズです)しています。
使って頂いた役者: ”鹿賀 丈史さん”
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